『終わりなき夜に生まれつく』だけ文書が長いのは読後感のメモがあった為で、それ以外は読んだ記憶を辿りながら書いています。わたしは記憶力がてんでダメなので、つまりそういうことです。 買ったものと表紙が違う。それはともかく。ウエルベック『ある島の…
読んだやつ 上巻に引き続き、読んだなあ、という印象。 文庫化待ってました。東京都慰霊堂との関係があったりするのかと思っていたのだが、一切そんなことはなかった。片仮名語を嫌う言語感覚はかなり共感性が高い内容だった。全ての登場人物の中で人間らし…
読んだやつ 泥酔と宿酔のエピソード集(論考といったほうがいいか)といった感じで、最初は笑いながら読んでいたのだが、繰り返し泥酔と宿酔のエピソードやら何やらが出てくるうち、段々笑えなくなって来、ルドヴィコ療法的な状況になった。宿酔は人生の休憩…
読みすすめている本はあれど、読み終えたのは1冊だけだった。 エネルギーの増大が裕福さの源泉で、エネルギーは取り扱い易い携帯として電気になり、そいつを使ってあらゆるものが稼動しているのが世界だ、みたいな理解を得た。本文で解説されている内容の 1%…
雑文 3月も休日の殆どを泥酔と宿酔とに費したのでマトモに本を読めていない。宿酔になると寝ていることしか出来なく、その間まったく活字が読めない。読む気にならないとかではなく読めない。休日とは休養の為にあり、寝ているというのは究極の休養なのでは…
酩酊の果てに宿酔で休日を一生寝込んで過ごしたりしていた一ヶ月でロクに本を読めていない。宿酔の時に本を読むことができればよいのにと思うくらいにずっと横臥していた。クルマのパーキングブレーキを掛けるのを忘れて地元のアル中の溜まり場のクルマに追…
読んだもの 背景知識が無いと解った気分にしかならないやつ。しかし罪を認めて償った人間が罪を自己同一化して有り続ける人間を殴り続けるみたいなのは示唆的だ。罪の外部化と内部化とでも言いたくなる。外部化できると冒した罪は究極的には犯した人間から切…
課題図書。独立した自分の意志を持ちましょう。言うは易し、行うは難し。『斜陽』のイメージソースのひとつだったんだなと読んで初めて解った。 掲題作もよかったが『九三式』がいちばん好き。解説よろしく読みたかったのはこういうやつだった。文学青年で居…
読み終えるのに半年かかった。パラダイムという便利概念の導入がこの本の功績なのだな。理論や技法の洗練には劇的ないし一朝一夕での変化みたいなものはあまりなく、浸透するように受け入れられてゆく。浸透に至るための「浸透圧」のようなものは新しい理論…
デキスター / シニスター / チーフ / ベースという概念を得た。紋様それ自体は揺れや種類や系統がすさまじすぎて着いていけなかった。血筋の維持や主張は一大事業なのだなと思った。 酒席で泥酔していたら同じく泥酔していた方に勧められて。ガリガリに痩せ…
読んだやつ ソバーキュリアスというものを知ったので。 ここまで自分で自分を大切に扱えるようであれば酒に頼らない生き方は充分に可能だろうよと思ってしまった。自分が自分であることを止したいという気分にならないのかな。消滅願望からくる飲酒というも…
読んだもの 買ったやつと表紙が違う。当人が当事者として臨んだとあるファシスト党やら黒シャツ隊によるクーデターの描写が他に比べて活き活きしているのは仕方のないことか。ナポレオンからカップに至るまでの理論的な積み上げを当人参加のうえで母国で実演…
読んだもの 人類の子孫が人類でなくなり滅亡が確定した人類となってから先が本当に好き。滅んでゆく世界*1に対し穏やかにそれを迎える者、無茶苦茶をやる者、急ぐ者、待つ者、寄り添い固まり破滅を待つ。最期のひとりは観測者となり、滅亡する人類に追悼を送…
読んだもの 『プラットフォーム』で主人公が自分や周囲の人物には世代や産業の再生産が不可能だと悟る場面で手元にあった文庫本がミラン・クンデラで、たぶんこれだったんじゃないかと思って読んだ。かなり好き。ウエルベックはフランスにおけるミラン・クン…
読んだやつ 『翻訳者の全技術』由来。 およそ頭脳労働(これをこの本ではざっくり「コンサルタント」と言っている)をうまくやってゆく為に有益なアイデア集だと思った。別にフリーランスのコンサル屋さんでなくともかなり良い洞察が得られる。 山形浩生が読…
今月はもう増えなさそうなので書く。先月は読み終えた / 観終えたものが皆無だったので書かなかった。 読んだやつ ダラダラと読んでいたせいか物語がよくわからなくなってしまった。ふたつの物語が並走してひとつの主題のようになっている、ポリフォニックと…
読んだやつ 第三部あたりからいきなり面白く感じ始めた。やはり破局とそれに伴う壊滅の物語は楽しい。第二部までは理想を現実のものにしようと果たせぬ努力を尽くし田舎の俗物共にウンザリさせられるような、所謂積み上げの展開で、これが私には長かった。 …
読んだもの 子供の正直な世界が地獄を内包するのと同様に大人も地獄をみている。しかし大人を大人としてカリカチュアに描きすぎているのではと思わなくもない。子供のころにこういった物語を読んでも特に何も思わなかったのではないかと感じ、そういう意味で…
読んだもの お前達が敵視したり逃避したりしたかった「体制」はお前らが採った手段に比べて決して劣るものではなかったね、結局お前らの思想は思想のレベルでしかなくて何かを解決するような地に根の張ったものではなかったね、みんなそれに気付かなかったか…
手をつけた本が案外重たかったり延々ウエルベックを読み返していたりしていたせいで今月はあまり新たな本を読めていない。 俺も絶対に京都で暮らしたい。嵯峨か西陣のあたりで暮らしたい。旅行で京都をブラブラしていた記憶が鮮やかに甦ってきてたまらない気…
パソコンカタカタが可能な環境から離れてしまったが為にいつもとタイミングが異なる。ロスタイムで何かが増えた訳でもない。その意味で正直な記録ではある。 読んだもの いやあ読み切ったなあ、という達成感だけがある。それだけ。 舶来の思想を切り貼りツギ…
実は課題図書だったのだが、おいそれと手を出してよいものではなかった。いま下巻を読んでいるが、遅々として進まない。 現代的意義が無いものはたとえ歴史的に明察であったとしても打ち捨てたほうがよいみたいなことが有って、はたしてこの本はどうなのだろ…
読んだやつ 羊男が出てくるやつが好き。 9/3 追記;まだあったのを思い出した 孤独死というよりは孤独によって死にがちなのは何故かということを扱ったものと読んだ。自分以外の存在(これは他者というだけでなく動物や自然やその他諸々、外界と言ってもよい…
読んだもの 今年の春先に精神的に参っていた時期があってその時に書評を読み、これは確実に最悪な気分になる本なので読もうと思って積んでいた。 最悪な気分にはなった。絶望感が溢れる方向の最悪な気分だ。 独ソ戦の民間人の被害(とりわけ女の被害)を赤軍…
読んだやつ 伊藤計劃の典拠のひとつに触れられたという強い感触があった。嬉しい。 俺の闘争というものがこの本の文脈において有ったとして、きっとそれは gene ではなく meme をめぐる闘争になるのだろう。しかし生存機械の意思など gene や meme もどっち…
読んだやつ 韓国ドラマが面白い、何が面白いかというとリアルに基づくコミュニケーションの写実性の高さとその描き方のうまさだ、これを題材にコミュニケーションを議論してみよう、といったもの。COVID-19 の副産物が面白さに気付く切っ掛けだったとのこと…
あんまり本を読めていない自覚がある。本を読めていない時期は目に見えて不調になる。本が読めないから不調なのか不調なので本が読めないのか、どちらかなのは判らん。 読んだやつ 大阪言葉というものを知りたくて読んだのだが、どうも当初の目的を果たせの…
面白い本を読めた一ヶ月だった。 面白かった。『ハーモニー』だった。文中で言及されないのが不思議なくらい『ハーモニー』だった。 もっとも現実は『ハーモニー』ではないので大災禍は起きず、未来像の考察にはホモ・エコノミクスを出発点としてこれが文化…
もう増えないので書く。課題消化の一ヶ月だった。そのわりにはあんまり読めてない。 読んだもの 課題図書。面白かった。もうちょっと早くに読んでおけばよかったと思うが、学生時代に読んでいたら妙な勘違いをしてしまったと思うので、労働生活に入ってから…
近代化によってひとつの風俗が失われたが別の方面から回復しつつある、といった感じか。制度はナマモノではあるがナマモノ長じると規範になり、規範には強度がある。しかし硬いものは案外脆いものだ。そういったことが書いてあったかしら。然りと思う。 気候…