『雑草で酔う』で原点のように挙げられていたので。終章がアルコールで終わっているのがたまらない。
かなり好き。『ゲームの王国』のようなテンションがずっと続いてくれ、濃厚で、圧倒される。物語が進むにつれて物語がどんどん発散してゆくのでどうなっちゃうんだろうと不安になったが、いきなりやってきた猛烈な破滅で終局を迎え、最後まで圧倒された。風呂敷の畳まれ方が雑すぎるみたいな書評があったが全然気にならなかった。これは『ルポ川崎』がイメージソースにあるなと思って読んでた小説の参考文献に『ルポ川崎』がバッチリ載ってて笑ってしまった
— 之貞 (@ngsksdt) 2022年9月3日
鬱と拒食とセルフネグレクトの話かと思った。
読んだやつは表紙が違うのだが、新潮文庫でかつ訳者が同じなので中身はこれだろう。どうも読んでて目がツルツル滑り、非常に困った。虐殺器官由来の課題図書であるところのカフカを消化しようと『城』を読んでいるのだが登場人物がみんな安吾の言葉で言う「哲学の上で歩き出」しているような感じでとても読みづらい……
— 之貞 (@ngsksdt) 2022年9月14日
これもだいたい『城』と同じ感想なのだが最後のほうの門番の話題は面白かった。どういったものを面白く感じるかで目がグリップするか透けて見えてしまい切ない。
カフカを読んでるんだと飲み友達に話したら進められた。
『変身』はこっちのほうが読み易かったかも。
『断食芸人』のほうは『日本文化私観』の「人工の限度に対する絶望から、家だの庭だの調度だのというものには全然顧慮しない」みたいな芭蕉についての一節を思い出した。