読んだもの
クスリを酒に読み替えてしまいひとりで勝手にゾッとしてしまった。一人称の症状と行動はクスリも酒も同じな感じだ。売人が出てくるような階級構造は幸い酒にはなく、国家と企業とによるシステムのなかに酒があるからだ。
酒を飲まない時期に読んでいたらハマったかもしれない。手遅れだ。
パリの臭い描写が本当に臭そうでびっくりした。顔を歪めながら読んだ。物語としては面白かった。
神経症的な物語を書くとは思ってなかったひとの神経症的な物語を読んでいてかなり盛り上がっているが読んできたものを振り返るとけっこうその気はあったような感じがあって見た目に騙されてはいけないなとなった
— 之貞 (@ngsksdt) 2022年12月16日
先生こういうものも書くんだなと思った。『69』を読みたくなった。
文庫化待ってました。ありがとうございます。いつも通りの苦さでとてもよかった。信頼できない同僚と上司に囲まれてしまい可哀想。
『考証要集』由来のもの。豆腐と鍋が食べたくなる。上方から船で江戸にやってくる酒を富士見酒と呼ぶのが雅でよかった。
これも『考証要集』由来のもの。『激動の昭和史 沖縄決戦』で千早隊の人々が軍司令部で挨拶する際に「申告、致します」というのが何故かということがようやくわかった(報告ではなく申告なのは何故だろうとずっと思っていた)。戦争映画を観るときのディテールの理解に大変効く。軍隊生活で頭がボケるのを防ぐ為に数学をやる一節はなんだか示唆的だった。
観たもの
田中英光の選集を読んでいたときに感じていた胃のむかつきを思い出すような映画を観ている
— 之貞 (@ngsksdt) 2022年12月4日
『沖縄決戦』の航空参謀が着任するときのセリフがそのまま出てきて笑った以外は『シン・ゴジラ』のあまりに濃いパロディにしか思えなかった。濃すぎるパロディを観ると胃にダメージがくる。
これは、なんだ、なんなんだよ。爆笑しながら観てた。ゲーリングは黒ではなく白い服にしてほしかった。ゲーリングがこれくらい動ければバトル・オブ・ブリテンは勝ってたかもしれない。