``一意な文字列''

雑多な事柄

読んだもの (2023-03)

今月はあまり本を読めなかった。いっぽうで積読は増えてゆく。

失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織
酒席で「失敗の〜」という語と本に関する話題を耳にし、すわこれは『失敗の本質』の話かと勢い勇みガダルカナルインパールだと捲し立てていたら怪訝な顔をされ、よくよく聞いたら違う本だった、という顛末により読むことになった。
読む動機はそういう感じだったが肝心の内容が記憶から抜けている。失敗を失敗として認識できる土壌が業界としてあるかどうかで失敗から学べるかソッポを向き続けるかが違ってくるよ、というものだったかしらん。

東海道中膝栗毛 上 (岩波文庫 黄 227-1)
ライムは続くよ、どこまでも。なにもかも全部狂歌でうまいことまとめてサッサと進む。洒落るのにも知識は必要なのだ。
駕籠や馬に乗っているというのもあるだろうが全体的に恐ろしい速度で移動していて、徒歩が移動の主体だった時代の人々の健脚さはすごい。『平家物語』や『ドイツ戦歿学生の手紙』のときにもあった現代仮名遣いでない為に読むのに辟易するのは今回もあり、もうそういうものと諦めることにした。