読んだもの
『責任という虚構』に影響されて。カネの存立には具体的な根拠などなく、未来永劫にわたる信用への期待にもとづくものなのだ、というものと読んだ。もし今後マルクスを読む機会があったら副読本として手元に置いておくと便利そうだと思った。
便利な道具はその存立に根拠がなくても慣習が機能していれば不便なく使うことができる。
ドッカーをちゃんとやるために『白鯨』を読み始めました
— 之貞 (@ngsksdt) 2021年6月19日
とくに Docker への知見はない(当然だ)。
表紙のデザインが違う。もっと猛々しいものだった。イシュメールたちはナンタケット島から捕鯨に出港した。俺は活字の海に投げ出され、活字の塊の波に飲まれアップアップしている。とにかく俺は鯨が好きなんだ、鯨と捕鯨について語らせやがれ、という筆者の溢れんばかりの気持ちを感じる。
いつだか読んだ『生まれてこないほうが良かったのか?』はこれのついでに読むつもりのものだった。良いフレーズがいくつもあったが読み終えたらどこに何があったか全部忘れた。付箋を貼るようなものでもないと思われ、とにかくこの本を読めば良いフレーズが得られるという軟派な印象を残しておくに留めようと思う。