読んだもの
確かにまだ我々はこちら側にいる。あちら側はちょっと生きづらそうだな。
あっ、撃っちゃうんだ、そんで撃とうとしちゃうんだ、と思った。表題作ではないほうは『ボラード病』のような雰囲気で怖かった。
そんなもんか……と感じて読み終えてしまったわたしを許してください。
戦争末期から敗戦に焦点をあてて技術者たちがどうあがいたのかを描いたものだとひとり合点してたが別にそういう訳でもなくもっと幅の広い時間軸で技術者を扱っていた。『風立ちぬ』にほんのちょっと触れられていたのは意外だった。
観たもの
キル・ビルのセルフパロディっぽく感じた。妙に刺さって2週間くらいずっと観続けていた。
無敵の人が2人も出てくると疲れる。一夜だけでも王になりたいという気持ちには哀愁がただよう。
『冷たい熱帯魚』を観て2回「えっ?」といった。映画観てえっ?と口に出したの初めてかもしれない
— 之貞 (@ngsksdt) January 30, 2020
眼鏡がなくなって以降、社森は村田を受け継ぎ暴力を身に付けた。だが付け焼刃の暴力は社森を壊してしまった。暴力は強力だ。
暴力によって出すことのできた愚痴のようなメッセージは『バトル・ロワイアル』のオマージュな感じがある。それに対する娘の返答は斬新で、キタノシオリのそれとは似ても似つかない。