まだ7月終わらないけどたぶんもうこれ以上本増えないので。
宮崎駿に影響を受けて。
方丈記に沿って灰塵と化した東京を物語るのだとばかり思っていたが著者の方丈記考察だった。
良い本。爆撃で壊滅してゆく東京都下の生活について。
家が焼失して掘っ建て小屋に棲んでシラミがわいてゴールデンバットが暴騰しても酒はうまいし生きなければならない。
村上龍だった。陰惨。
機械を買ったとかであれば https://nosada.hatenablog.com に書くのだが、なんというか今回買ったものはパソコンとか携帯電話とかそういう機械ではなく、どちらかというと雑文として扱うべきかなと思ったのでこちらに書く。
http://amzn.asia/b8j1M8p と http://amzn.asia/0UpqdPt を買った(うまくはてなから Amazon へリンクを張れずこんなんなっちゃった)。
用途はでかい画面で映画をみたかったというもの。
以下買ってみての感想。
わるかった点のほうが多くなってしまい書いてる本人も辟易しているが、買って本当によかったと思う。 プロジェクタとスクリーンはずっと欲しかったものだが、こんなに手頃に手にはいって満足できるのであれば早く買っておくのだった。
先月は蔵書(なんていうほど大したものでもないが)の整理みたいなことをしていた影響で未読の本を購入するということはなく、既に持っている中から読むということを繰り返していた。
本棚のスペースがなくなってきたので単行本版から文庫版に書い替えるという意味では新しい本を買ったりはした。
そういうわけで下記は書い替えた本です。
物語の本質ではないが廃墟となった東京(市街地)というイメージはどうしてこう安らぐのだろう。
サラサラ、ドロリ。
余談だが単行本を文庫に書い替えたつもりが既に文庫版のものを持っていたことに買ってから気がつき、文庫版がダブってしまうということをやってしまった。
ヨヴァノヴィッチ氏が登場する短編が好き。何度読んでもよい。
ところで文章を書いているうちに新しく買ったものがあることを思い出したので書きます。
いつか手元に置きたいと思いつつずっと先延ばしにしていたものを買った。
著者は現代という時代や現代に生きる人間を憎み絶望しているのだと思う。絶望から生まれる物語は鈍い光を放って輝く。
東独のくすんだ灰色という心象と鮮やかな音楽とが混ざりあって独特の色合いになっている。
これに影響されてバッハのパルティータ(マタイ受難曲がよかったのだが買えなかったの)と平均律クラヴィーアの CD を買った。ミーハーだ。
読み終えてからどうも定期士官に同情を禁じ得ず切なくなってしてしまった。自らの覚悟を職務に乗せて全うしようとする彼の姿が痛々しい。
映画の方をふたたび観てそういえば原作読んでなかったなと思いなおして。とりあえず外でごはんを食べたくはなくなる。
『慈しみの女神たち』とずっと比較しながら読んでた。けどそれはナンセンスかなと思う。
神を愛することを選んだ人間と神を棄てることを選んだ人間が最後に同じ信仰(ディテールは異なる)に辿りつくというのは面白い。ただし神を愛することを選んだひとのほうが恵まれている感があり、後者のひとと同じくどうしてお前だけと言いたくはなる。
『慈しみの女神たち』は生活と思索の方面から描いたがこちらは信仰の方面から攻めたのかしらん。
物語の詳細を解説してもらうよりファンファーレを高らかに鳴らされてなんもわからん状態にされたほうがよかったのかもしれない。少なくともわたしはそういうほうがよいと感じることがわかった。
生きるの諦めてしまったヤクザはみんな『ソナチネ』っぽくなってしまう。
やがて来る混乱のための予習。
当然だが空から爆弾や砲弾が降ってきても生きているなら飯を食って排泄しないといけない。
労働者は出勤して労働し、公務員は出動してナチス社会に尽す。たまにクーデターもする。それが日常だから。
処刑されたり射殺されたり餓死したり爆死したりしてもそれが日常になる。
日常とは柔軟なものだ。
文庫版がやっと出てくれたのを知ったので。和歌の語彙についての頻度分析が面白かった。
あとはよくある煙に巻かれるやつ。
解説も作品の世界観を流用して独特の雰囲気を出していて愉快だったが、解説なのかと言われると微妙な感がある。
煙に巻かれるとかそういうの以前の問題で、おはなしがよくわからなかった……。
物語が人間から独立してしまったので、人間(すくなくともわたし)からの理解を飛び越えたところにいってしまったのだろうか。
死そのものを丁寧に(綺麗に、ではない)、説明的に描こうとした結果。『死して咲く花、実のある夢』の発展版だと思う。
techbookfest.org上記の systemd-nspawn 本が欲しくて行った。
完全に行動が遅く会場到着が13時半で、ノベルティもなければ会場は大変混雑とすべてが失敗であった。もっと早く行けばよかった。
systemd-nspawn 本については来月委託販売されるとのことで、手に入りそうなのは幸い。