``一意な文字列''

雑多な事柄

読んだり観たりしたもの (2018-03)

飲酒していたら4月になっていた。2月分を早めに書いたツケが回ってきたのかしらん。

読んだやつ

暗い時代の人々 (ちくま学芸文庫)
伝記集なのかなと思っていたがどうも違う。アレントがその人を噛み砕いた結果を記述したような感じ。
雰囲気も規模も異なるが坂口安吾の『オモチャ箱』のようなカテゴリの内容か。

休戦 (岩波文庫)
人間へのリハビリテーション
なぜ終戦ではなく休戦なんだと思ったが、地獄だった戦争が終わってもその地獄を誰も理解してくれないという戦争が後におこったために、その幕間であったとの意味を込めたのかな。

あなたの魂に安らぎあれ (ハヤカワ文庫JA)
『膚の下』を既に読んでしまっていたので物語の伏線を気にすることなく気楽に読めた。破滅ではなく終末を迎える準備。

観たやつ

ラストエンペラー ディレクターズ・カット  [DVD]
甘粕大尉役の坂本龍一が狂人っぽかったので観たのだけど狂気はとくになかった。戦争映画によくでてくる日本軍人だった。