``一意な文字列''

雑多な事柄

読んだもの (2026-03)

雑文

3月も休日の殆どを泥酔と宿酔とに費したのでマトモに本を読めていない。宿酔になると寝ていることしか出来なく、その間まったく活字が読めない。読む気にならないとかではなく読めない。休日とは休養の為にあり、寝ているというのは究極の休養なのではと今でも思っているが、どうも違うようだ。来月は休日を真に休養なるものをもって過ごしたいなと思うが、真の休養ってなんなんでしょう。

本文

言語の七番目の機能 (創元文芸文庫)

伊藤計劃が生きていたらいつかこういうのを書いたんじゃないか、そんなことを思いながら読んでいたら解説で伊藤計劃の名前が出てきて感動してしまった。
物語としてはどうもスペクタルな感じがないまま締まったように思う。ロゴス・クラブがもたらす破滅はけっきょく個人の破滅だけで、『ファイト・クラブ』が描いたような世界に対しての攻撃ではなく、また七番目の機能それ自体はフランス大統領戦の戦術上の道具として用いられたもののみ。史実とフィクションとを連絡させながら物語を勧める都合そこまで劇的に、まさしく「劇」的に、世界に手を加えることは難しかったのかな。今書いてて思ったが七番目の機能をめぐる暗躍がポローニャ駅を吹き飛ばしたりシャンゼリゼ通りを狂乱の渦に叩き込んだりする実際の出来事を物語に連絡させたと考えれば、世界に対しての揺さぶりはじゅうぶん描けたものか。
終盤あたりから主人公が小説の登場人物かどうか考察しはじめるメタ的な展開になり、主人公も、ましてや書き手自身も、物語上の展開を拒否してゆくようになってゆく、ここはかなり面白かった。物語の〆もこれ以上俺に物語をやらせるなという吐き捨てのように見える。
推測と想像と論理、これが七番目の機能に漸近するための道具であって、これらは研ぎ澄ますには非常な鍛錬が必要になる。これらを放棄するとキンタマをチョン切られるので、鍛錬は大事だ。

世界は圏論でできている

三ヶ月くらいかけてポチポチ読んでいた。読んだなあ以上の感想は特にない。