2025-01-01から1年間の記事一覧
課題図書。独立した自分の意志を持ちましょう。言うは易し、行うは難し。『斜陽』のイメージソースのひとつだったんだなと読んで初めて解った。 掲題作もよかったが『九三式』がいちばん好き。解説よろしく読みたかったのはこういうやつだった。文学青年で居…
読み終えるのに半年かかった。パラダイムという便利概念の導入がこの本の功績なのだな。理論や技法の洗練には劇的ないし一朝一夕での変化みたいなものはあまりなく、浸透するように受け入れられてゆく。浸透に至るための「浸透圧」のようなものは新しい理論…
デキスター / シニスター / チーフ / ベースという概念を得た。紋様それ自体は揺れや種類や系統がすさまじすぎて着いていけなかった。血筋の維持や主張は一大事業なのだなと思った。 酒席で泥酔していたら同じく泥酔していた方に勧められて。ガリガリに痩せ…
読んだやつ ソバーキュリアスというものを知ったので。 ここまで自分で自分を大切に扱えるようであれば酒に頼らない生き方は充分に可能だろうよと思ってしまった。自分が自分であることを止したいという気分にならないのかな。消滅願望からくる飲酒というも…
読んだもの 買ったやつと表紙が違う。当人が当事者として臨んだとあるファシスト党やら黒シャツ隊によるクーデターの描写が他に比べて活き活きしているのは仕方のないことか。ナポレオンからカップに至るまでの理論的な積み上げを当人参加のうえで母国で実演…
読んだもの 人類の子孫が人類でなくなり滅亡が確定した人類となってから先が本当に好き。滅んでゆく世界*1に対し穏やかにそれを迎える者、無茶苦茶をやる者、急ぐ者、待つ者、寄り添い固まり破滅を待つ。最期のひとりは観測者となり、滅亡する人類に追悼を送…
読んだもの 『プラットフォーム』で主人公が自分や周囲の人物には世代や産業の再生産が不可能だと悟る場面で手元にあった文庫本がミラン・クンデラで、たぶんこれだったんじゃないかと思って読んだ。かなり好き。ウエルベックはフランスにおけるミラン・クン…
読んだやつ 『翻訳者の全技術』由来。 およそ頭脳労働(これをこの本ではざっくり「コンサルタント」と言っている)をうまくやってゆく為に有益なアイデア集だと思った。別にフリーランスのコンサル屋さんでなくともかなり良い洞察が得られる。 山形浩生が読…
今月はもう増えなさそうなので書く。先月は読み終えた / 観終えたものが皆無だったので書かなかった。 読んだやつ ダラダラと読んでいたせいか物語がよくわからなくなってしまった。ふたつの物語が並走してひとつの主題のようになっている、ポリフォニックと…
読んだやつ 第三部あたりからいきなり面白く感じ始めた。やはり破局とそれに伴う壊滅の物語は楽しい。第二部までは理想を現実のものにしようと果たせぬ努力を尽くし田舎の俗物共にウンザリさせられるような、所謂積み上げの展開で、これが私には長かった。 …
読んだもの 子供の正直な世界が地獄を内包するのと同様に大人も地獄をみている。しかし大人を大人としてカリカチュアに描きすぎているのではと思わなくもない。子供のころにこういった物語を読んでも特に何も思わなかったのではないかと感じ、そういう意味で…
読んだもの お前達が敵視したり逃避したりしたかった「体制」はお前らが採った手段に比べて決して劣るものではなかったね、結局お前らの思想は思想のレベルでしかなくて何かを解決するような地に根の張ったものではなかったね、みんなそれに気付かなかったか…