``一意な文字列''

雑多な事柄

読んだもの (2025-12)

ツァラトゥストラかく語りき (河出文庫)
課題図書。独立した自分の意志を持ちましょう。言うは易し、行うは難し。『斜陽』のイメージソースのひとつだったんだなと読んで初めて解った。

爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫)
掲題作もよかったが『九三式』がいちばん好き。解説よろしく読みたかったのはこういうやつだった。文学青年で居られればよかったのに敗戦の泥濘が主人公を黒い霧に包んで殺してしまった。

君のクイズ (朝日文庫)
知的好奇心を満足させる面白さだった。いっぽうで『ゲームの王国』や『地図と拳』を書いた人の作品なのだよなとおもうと寂しさがある。要するに狂気を物語って欲しいみたいなことなのだが、現代日本の眼前にある日常の風景を描く場合には観念的な狂気は場違いなのかもしれない。