``一意な文字列''

雑多な事柄

読んだり観たりしたもの (2019-05)

5月分の内容だが5月末日は飲み屋で酩酊していたため書けなかった。そんなもんですよね。
5月分の内容だが6月1日(これを書いている日)までに摂取した内容を含んでいます。

読んだもの

蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)
文明はかくも脆いが強い。今回は野蛮がすこし弱かったかしら。

後継者たち (ハヤカワepi文庫)
登場人物の知性と地の文の読み易さが連動するのかなり苦痛をおぼえる読書体験だった。

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)
読んでいても面白いと思えず、まったく合わなかった。本当に悲しい。

全体主義の起原 2――帝国主義 【新版】
前書きでハイデッガーだかが書いてたように3巻目から読みはじめたほうがよかったと思ってきた。

観たやつ

この世界の片隅に
風立ちぬ』が生きねばならぬことを厳しく示すことに比較してこちらは生きねばならぬことを優しく促すものと感じた。
物語がどれだけ穏やかでも荒れても最終的に破滅が訪れることが舞台と背景からわかりきっているので、物語そのものとは違う緊張感が共にあった。

突撃 [DVD]
人間であることに絶望したけど人間の歌声を聴いて泣く人間をみてまだまだ人間も捨てたもんじゃないですね、という物語。

クワイエットルームにようこそ
笑えなければ沈黙するしかない - megamouthの葬列 を読んで観たいと思ったので観た。
娑婆にはおもしろい世界とおもしろくない世界の間に濁流の崖が残酷に横たわっている。