まだ4月も終わってないし平成も終わっていない。しかし今読んでいるやつの残量的に4月に読んだものが増えることはもうない。よって書いちゃう。
どことなくメッセージ性が強くなっている気がしていて詩人っぽさは薄れていた。
文面が全部旧仮名遣いかつ旧字体で図らずもわだつみな人々が読んだままの雰囲気っぽくて緊張した。
『雨ニモ負ケズ』と『方丈記』とを足して2で割ったらこれが出てくるという気持ちになった。
ディストピアに生きる。
乾いた物語というのはこういうことを言うんじゃないかなと思ってたところで終盤の人死にの場面で急に物語が色付いて見えたのでわたしの目はアテにならん。