``一意な文字列''

雑多な事柄

読んだり観たりしたもの (2019-01)

まだ1月終わってないけどもうこれ以上増えないと思うので。

読んだもの

オーデュボンの祈り (新潮文庫)
いきつけの飲み屋で相席になった太宰と三島とがゴッチャになってた人からおすすめされたので読んだ。
サイコパスみたいな警官の行きつく先がなんだか中途半端だったような気がする。

カタロニア讃歌 (岩波文庫)
戦場はどこだって泥と排泄物とシラミと飢えだ。
映像だろうが文章だろうが臭気を感じることはないし、感じることもできない。

トパーズ (角川文庫)
汚物と猥雑さを描き出すことにかけてこの作家の右に出るものはいないしやたらと句読点がなく脈絡のない文章がダラダラ続く物語がおおくて普通句読点がないと目がチカチカするし文脈を追ってられなくなるんだけどこれはまったくそんなことなくてダラダラ続く文書から汚物と猥雑さが滲んできてああ俺も汚物であり猥雑なんだという気持ちになって切なくなるし時々エヴァ旧劇場版の原風景みたいな描写もあってすごいなと思った。

ラブ&ポップ―トパーズ〈2〉 (幻冬舎文庫)
20世紀末の『女生徒』という感じかなと思ったけど違う気がする。欲望のある若者について。

観たもの

かぐや姫の物語 [Blu-ray]
地上波で観たときはかなり衝撃を受けたのだけど、改めて見返したらそんなでもなかった。なぜだろう……。
文脈にメリハリのある物語に慣れてしまいこういう物語を堪能できる感性が無くなってしまったのだろうか。