読んだやつ
映画は観たが原作は読んだことがなかったので。『死のロングウォーク』を読んだついでに。
『死のロングウォーク』は乾いた物語だったがこちらは湿っぽい感じがあった。騒がしい湿っぽさとでもいおうか。
映画版はわりと原作準拠だったんだなあと改めて思った。
大好き。アル中の物語は面白い。坂口安吾のいう淪落の世界っぽい。
作中に引用されている脳味噌が爆散する物語をぜひ読みたいと思ったら絶版だった。
明るい若さと暗い若さ。
生きようとする様は美しい。凄惨な状況と光景のなかに長閑さがある。
積み上げ段階という感じがあり、受けた印象はあまり強くない。
観たやつ
突然暴力がやってきてすごい。予告されない暴力は怖い。
銃剣で切腹ってできるのかしら。観念的な要素が強い。抽象化された戦争といった感じ。