``一意な文字列''

雑多な事柄

読んだり観たりしたやつ (2017-01)

読んだやつ

犬はどこだ (創元推理文庫)
表紙にデカデカと買いてある英語の副題のほうが物語を端的に表している。
追い詰められた弱者の闘争方法について。

追想五断章 (集英社文庫)
単純に掌編を楽しむもよし、掌編を連絡させて本編を楽しもむもよし、ひとつで二度美味しい。
これも米澤穂信っぽくウッとなるが、マイルドにウッとさせてくれる。

世界堂書店 (文春文庫)
古今東西の短編をあつめたやつ。べつに米澤穂信の解釈が入っているとかそういうわけではない。

出家とその弟子 (新潮文庫)
『日本のいちばん長い日』で学生のポケットにねじ込まれていたのを見て。
生きるのはつらく人生にはうんざりする。つらい人生を受け入れるか解釈するか逃避するか。

黒死館殺人事件 (河出文庫)
読んでて非常にしんどかった。華美に装飾された箱の中にまた華美に装飾された箱があり、どんどん開けていって最後に残った華美に装飾された箱を開けたら無だったみたいな感じ。
でも箱の華美な装飾を楽しむというむきがあるらしく、なるほどなあと思った。
ドグラ・マグラ』、『虚無への供物』とこれといわゆる日本三大奇書は読んだが、いちばん奇書だったのはドグラ・マグラかなあ。

觀たやつ

12モンキーズ(字幕版)
よい狂人。

ニキータ (字幕版)
なんか途中からよく分からなくなってしまった。施設の卒業訓練あたりまではキリキリしていてすごいと感じたのだけれど。

フィフス・エレメント (字幕版)
ダイ・ハードを異星で異星人にたいしてやったやつ。

二百三高地
白兵戦のシーンがゴアってて強烈だった。それ以外はふつうの戦争映画。