読んだり観たりしたもの (2016-03)
觀たやつ
「交渉人 真下正義」を観て以来一度観たいと思っていたもの。
技術者同士の戦いを描いていた。主人公の刹那的な感覚が好き。
マシンの基板にまとわりついていた粘菌みたいなやつ結局なんだったのだろう。
蟻がワラワラしているのもよくわからん。
最悪で良質な映画。観てて辛かった。
なにも知らなかった若者達が現実を学んでいき、いろいろな事を知ってしまい、「成長」していく物語。
学びの機会がこのばあい戦争であったわけで、現実が厳しすぎた結果若者達は
- 射殺
- 戦死(自殺だと思う)
- 強姦
- 迫害
- 懲罰
されたりする。
生き残った若者達が廃墟のバーでホコリまみれのグラスにウイスキーを注ぎ乾杯する光景はまさしく破滅以外の何者でもなかった。
読んだやつ (2016-02)
2月終わっていないけどこれ以上増えないので書く。
いい本。酒という極めて通俗的な魔物を通して戦後を紐解いている。酒は生活のバロメータなのだ。
あとがきにもあるけど汚物の質感が文字を眺めるだけなのに伝わってくるのすごい。
いつものようなよくわからないけどおもしろいみたいな感じではなく、新鮮だった。
読んだり観たりしたもの (2015-12)
観たやつ
格好良さを期待していたけど Vol.1 のほうが格好良かった。
愛を描いたなどといわれているようだが愛ってこんな淡々としているものなのか。
微妙。ヒッピー文化の退廃っぽさもないし Apple II 登場までの積み上げも大変薄かった。
雰囲気でなんとかやってった作品という感じがする。
読んだり観たりしたやつ (2015-11)
読んだやつ
肺病に冒され高原病院に入院する人とそれを見舞う人のお話。というような感じ。他にもいろいろあるけどこういうやつの印象が強い。
俺はどうすればいいんだ、という気分になった。お前はどうもしようがない。
死とか滅亡とか崩壊は具体的に描かれるに限る、と思った。
観たやつ
リンクとかいろいろ張りたいので作品名を明示的に書いて見やすくする。
ハーモニー
以下のような感じ:nosada.hatenablog.jp
映画観終わった直後は伊藤計劃の死去という事実そのものに怒りを覚えるくらいの怒りに満ちていたけどビール飲みまくってたら全部どうでもよくなったし、アルコールは最悪だ
— 之貞 (@ngsksdt) 2015, 11月 14
トァンがミァハを射殺するという行為、原作と劇場版とでは意味合いが全然違っていて、前者ではトァンのミァハからの決別を意味しているが後者ではトァンの所有欲がミァハを殺している
— 之貞 (@ngsksdt) 2015, 11月 14
結局どちらもふたりの個人的な物語といえばそうなんだけど個人的な物語という視点からみても劇場版の方はきちんとオチていない感じがする。原作の方はよーし勘定済んだし二軒目行くぞーとなるけど劇場版はなんかもう疲れたし帰って寝る……というかんじ
— 之貞 (@ngsksdt) 2015, 11月 14
なにを書いても感情的で意味不明な感想になるのでもういいや、泥酔して寝る
— 之貞 (@ngsksdt) 2015, 11月 14