``一意な文字列''

雑多な事柄

読んだやつ (2018-02)

ちょっと早いが今月はもうこれ以上増えないので。

天人五衰―豊饒の海・第四巻 (新潮文庫)
彼は見えすぎる目を持っていた。少なくとも彼自身はそう思っていた。
彼は見えすぎる目に頼りきり、見えすぎる目以外は信用しなかった。
見えすぎる目が嘘だとわかった彼は偽物の目を拒絶し、ついに自分も拒絶した。
あとには牧歌的な無がのこされただけだった。

恐るべき子供たち (岩波文庫)
ちょっとよくわからなかった。
恐ろしい子供たちがどうこうではなく、子供たちそのものが恐ろしいのか。

闇の奥 (岩波文庫 赤 248-1)
地獄の黙示録』がなんかまともにみえる。あっちは長大だけどこっちはコンパクト。

膚の下(上)
膚の下 (下)
これ買ってから三部作の最後を飾る物語と知ってやってしまった感があったのだが、読み始めたらそんなことどうでもよくなった。
設問に対する真摯な回答を生成するまでの記録。
鉤坂大尉すき。