``一意な文字列''

雑多な事柄

読んだり観たりしたやつ (2017-11)

まだ11月終わってないけどこれ以上増えないので。

読んだやつ

人間の条件 (ちくま学芸文庫)
いっかい読んだだけではよくわからない。読んでるときはわかった気になったけどよくある幻想だ。

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書
面白かった。文化の側面からオンラインでのコミュニケーションを評価していく本。
恥ずかしながらパソコン通信時代のネットワークの在り方をこの本を読むことで初めて知った。

僕たちのインターネット史
これもよかった。インターネット文化の批評。評価から受容、受容から浸透、浸透から変容へ。
ちなみにわたしはどちらかというとインターネットを現実と対になる空間と思いたがるタチなので、インターネットは単なるコミュニケーションの道具であり現実とウェブとは区別されないという立場をみるとさみしい気持ちになる。

革命について (ちくま学芸文庫)
これも白状すると読んでるときはわかった気になるが読み終えるとよくわからんとなる本で、一回読んだだけではなんもいえない。
アレントの著述の感想ではまったくないのだが終わりのほうに引用されている詞がよかった:

この世に生まれないことが
すべてにましてよいことだ、
生まれてきたからには次善のことは
生まれたもとのところにすみやかに戻ることだ
(ハンナ・アレント著、清水速雄訳『革命について』第十四刷中443頁より)

観たやつ

アウトレイジ [DVD]
何回か観たけど円盤を買ったので。人間関係はややこしいですね。

アウトレイジ ビヨンド [DVD]
これも何回か観たけど円盤を買ったので。かっこいい恫喝は素敵ですね。

映画「アウトレイジ 最終章」オリジナル・サウンドトラック
観たものそれ自体ではないが代理として。映画館へ観に行った。『ソナチネ』と比較されているレビューが結構眼についたが『ソナチネ』よりもメリハリがあり、激しすぎ、それゆえに『ソナチネ』よりも色が濃くなってしまった感がある。『ソナチネ』的な無常観や虚無性はなかった。
人間関係はやっぱりややこしいですね。

千年女優 [Blu-ray]
好き。未来永劫手段が目的になり目的を愛する。