``一意な文字列''

雑多な事柄

読んだり観たりしたやつ (2017-08)

読んだやつ

夢十夜;草枕 (集英社文庫)
あまり印象に残っていない。こういうたぐいの本を読むといつもこうだ。

宮沢賢治詩集 (岩波文庫)
春と修羅』を読んでみたくて買った。
詩集みたいなのを読んだのはこれが初めてだったのだけれど、小説の文面を読むよりも遥かに光景が想像しやすくて驚いた。
肝心の『春と修羅』を含めてあまり印象に残ったものはないが、『永訣の朝』が収録されていたので満足した記憶がある。

小説 この世界の片隅に (双葉文庫)
劇場公開してるやつを観はぐったので。
台本を読んでるような感じで、小説という舞台で物語をうまく描けていない印象を受けた。
円盤を買うべきかなあ。

華氏451度〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)
迷える主人公の導き手になるのかなと思った少女がアッサリ退場するのはよかった。
それ以外はふつうのディストピア小説。「ふつうの」「ディストピア」という響きがディストピアっぽい。

ユートピア (岩波文庫 赤202-1)
面白かった。空想の世界体系をどうやって肉付けしていくかという証跡。人間がいない。概念。

満願 (新潮文庫)
単行本版で読んだけど文庫版がでたので。得られなかった物語の集合体。

バックマン・ブックス〈4〉死のロングウォーク (扶桑社ミステリー)
乾いている物語とはこういうことを言うのではないかと思った。人物の描写はともあれ、情景が乾燥している。

観たやつ

父親たちの星条旗(字幕版)
理想像に上書きされた兵士たちの受容と反発。

硫黄島からの手紙
感情的すぎませんか。