``一意な文字列''

雑多な事柄

Verbose Fiction

 記述の中でならあらゆる自由が実現できるという素晴らしい環境を我々は与えられているわけで、それならその記述とやらで自由を実現しようじゃないかとするのが普通得られる結論だと思う。しかし、実際には自由を表現しようとして自由を持て余してしまって惨めな気分になってしまい、そんなら不自由な方がいいやいと、せっかく与えられた自由が実現できる環境で、制約を課し断定を埋め込み憶測を散りばめて不自由を実現してしまい、安心を手に入れる。

 適材適所だ。自由を自由に出来るものが自由を実現すればよく、不自由を実現して安心を得たいならば不自由による安心を手に入れれば良い。

 私は不自由を選ぶ。自由に憧れ嫉妬し憎みながらも、不自由を選んで安心する。