``一意な文字列''

雑多な事柄

読んだり観たりしたやつ (2015-10)

読んだやつ

伊藤計劃トリビュート (ハヤカワ文庫JA)
伊藤計劃の象徴化。『未知の晩餐』と『怠惰の大罪』がよかった。

代替医療解剖 (新潮文庫)
サイモン・シンの他の著作とはちがい読んでてワクワクしなかった。扱うテーマのせいか。

風立ちぬ
映画とは違い技術が物語の主軸になっていた。だがこれは雑想ノートや妄想ノートを冠する他の作品でも同じだ。
エモい部分はおざなりだった。

観たやつ

ブラック・レイン デジタル・リマスター版 ジャパン・スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
松田優作がかっこよかった。
痛々しいシーンが結構あって痛々しい……と思ったがもっと痛々しいシーンを痛々しく描いている映画は他にもあり、なんか微妙だった。

軍旗はためく下に
厳しすぎて観た後とてもがっくりする。最後の方に流れるロックな感じの君が代がかっこよかった。

野火
日常の有り難みが身にしみた。

ゴッドファーザー PARTI<デジタル・リストア版> [DVD]
破壊と殺戮が厳かにやってくる。

ゴッドファーザー PARTII<デジタル・リストア版> [DVD]
隆盛と滅亡の物語が並列に展開していく。滅亡の物語のほうがそそられた。

ゴッドファーザー PARTIII<デジタル・リマスター版> [DVD]
蛇足感をときどき出てくるアクションで埋め合わせている感じがして微妙だった。

読んだり観たりしたやつ (2015-09)

読んだ

道化師の蝶 (講談社文庫)
バナナ剥きには最適の日々 (ハヤカワ文庫JA)
円城塔の著作、物語を追うのではなく発想や文脈の変化や文章の流れのようなそういう感じのものをなめると楽しめるということに最近気がついた。

ヨハネスブルグの天使たち (ハヤカワ文庫JA)
高いところから人の形をしたものが落っこち続けるとのことだったがこれを中心軸とすると中心軸とお話とが遊離している気がした。

見た

未来世紀ブラジル スペシャルエディション [DVD]
冒頭の主人公が登場するまでのシーンはほぼ完全にモンティ・パイソンのスケッチだった。それ以外はなんか微妙。

読んだり観たりしたやつ (2015-08)

2015年8月はまだ終わってないけどたぶん2015年8月が終わるまでに以下の内容は変わることがないと思うので書く。

読んだ

再読

慈しみの女神たち 上
慈しみの女神たち 下
とうとう手元に置いてしまった。非常時には防弾防刃性能が期待できる。
いちおう2回読んだわけだけど結局この物語がなにをいいたいのかまるでわからない。すべての物語には主張があるんだみたいな乱暴なことを言うつもりはないけれども。それともまだ内容を噛み砕けてないのかしらん。

初読

暴力の人類史 上
暴力の人類史 下
これも防弾防刃性能が高い。
題名、釣りだと思う。でもこのタイトルに釣られた人ほどこの本の内容を読み解くとよいと思う。読みながら伊藤計劃の事を考えてたけどこれは順序がたぶん逆で伊藤計劃を読みながらこの本のことを考えるべきなのかも知れない。

観た

風立ちぬ [DVD]
クライマックスの15分間を堪能するために買った。この物語の良さは最後の15分間に凝縮されている。一度積み上げがすんだらもうこの15分間から延々にエモさが湧き出てくる。助けてくれ。

炎628 [DVD]
時計じかけのオレンジ』をものすごい最悪な感じにしたらこうなる気がした。

読んだり観たりしたやつ (2015-07)

読んだ

C実践プログラミング 第3版
読みやすかった。最後の方の設計関連のおはなしはみんな読み飛ばした。

スターリングラード 運命の攻囲戦 1942-1943 (朝日文庫)
この本では4頁めくると絶望が待っている。

リカーシブル (新潮文庫)
ボトルネック』の前例があるのでビクビクしながら読んだが杞憂だった。つねに緊張感があり、読んでる時は常に『イングロリアス・バスターズ』が想起されていた。

残像に口紅を (中公文庫)
これどう読むのが正しいんだろうか。消えた文字を意識して粗探しをしながら読むのがよいのかしらん。

観た

高地戦 [DVD]
すごい。なにもかもよい。つくりかたがアニメっぽい。

機動警察パトレイバー 劇場版 [DVD]
2作目とは違って物語の背景知識がないとたのしみを味わえず、失敗したという感じがあった。

おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり

という高杉晋作と野村望東尼の短歌があります(今ググりました)。
これに対する返歌を思いついたので書いておきます。

おもしろき ことばかりの世を つまらなく すみなすものも 心なりけり

読んだり観たりしたやつ (2015-06)

読んだ

ガリア戦記 Gaius Julius Caesar
内乱記 (講談社学術文庫)
戦争に関する書物は戦争当時の諸々に関する背景を知っておかないとなにがなんだかわからなくなるということを学んだ

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)
薄くてよかった。手元において自省するのに使えると思う。

入門UNIXシェルプログラミング―シェルの基礎から学ぶUNIXの世界
sedをちょっぴり学んだ。結果vim有意義に使えるようになった。大躍進。

観た

戦場のピアニスト [DVD]
理不尽に継ぐ理不尽、時々憎悪。

タクシードライバー コレクターズ・エディション [DVD]
身勝手な人がおかしくなってさらに身勝手な感じになっていくという印象だった。

読んだやつ(2015-05)

学歴・階級・軍隊―高学歴兵士たちの憂鬱な日常 (中公新書)
戦争によるしょっぱい話かと思ってたら社会的な階級の話だった。

オモチャ箱 狂人遺書 (講談社文芸文庫)
肝臓先生 (角川文庫)
『肝臓先生』がファース扱いなのなんか納得いかない。感動巨編だと思う。

アンダーグラウンド (講談社文庫)
とてもよい。非日常にブチ込まれた日常生活者の記録。

約束された場所で―underground 2 (文春文庫)
社会生活に順応できなかった者達の記録。ああこれは人を惹きつけるわけだと思った。

[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ?スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
この手の本、適当に読んでもわかった気にさせてくれるのですごい楽。